【技法について】
素地土、化粧、釉薬の層(レイヤー)から、さまざまな白の色合いやテクスチャーが生まれます。
シンプルな形のうつわにその技法を施すことで、使いやすく表情のあるうつわとなっています。
『灰雪 、黒瓦手 』
黒土の素地に薄い灰釉をかけ、その上から青や黒の釉薬、次に艶のない白い釉薬を手で塗り重ねます。
黒土と3層の釉薬のグラデーションが独特の表情を生み出します。
『柔手 』
いわゆる粉引です。テクスチャーを表現するため白化粧土を手塗りして、その上に灰系の透明釉をかけています。白化粧土の砂目が所々スクラッチを作ります。
『彩陶 』
素地の上に鉄やマンガンを含んだ金属質の釉薬をつけてから適度に拭き取り、その上に艶のない白い釉薬をかけています。金属釉のムラが白い釉薬を通して出てくることで表情が生まれます。
器の扱い方
お手元に届きましたら、はじめに食器用洗剤などで洗ってください。
陶器は吸水性があります。最初のうち数回程度は、水かぬるま湯に2〜3分ひたしてからお使いください。使ううち自然と汚れが浸みにくくなっていきます。その後はその処理も不要です。
一般的な陶器の取り扱いと同様に、最初のうちは色の濃い料理(煮魚、カレー、パスタなど)でお使いになるのは出来るだけお避けください。
茶渋や染みなどは経年変化としてお楽しみいただけますが、気になるようでしたら漂白剤などをご使用いただけます。
家庭用食洗機のご使用も可能です。 (業務用食洗機ではテストしておりませんので不明です。)
電子レンジは数分の温め程度でしたらご使用いただけます。オーブンでのご使用はできません。